わき汗(多汗症)

Q:23歳女性です。これまではなかったのですが、1か月くらい前から急にわき汗の量が増えてきました。シャツに汗シミができ、日常生活にも支障をきたすほどになってきました。何かよい薬などはありますか?

A:病気や障害がないにも関わらず、大量のわき汗がでてしまう「原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」という疾患があります。最初の症状がでるのが25歳以下であること、左右両方で同じように発汗が見られること、睡眠中は発汗が止まっていること、週に1回以上の症状がでることなど、いくつかの条件が揃うと、 「原発性腋窩多汗症」と診断される場合があります。

※くれぐれも自己判断はせず、皮膚科医の診察を受けてください。

原発性腋窩多汗症の治療法

主に、塗り薬、注射薬、手術などがあります。

塗り薬:汗を出す命令をブロックする働きのある薬がありますので、それをわきに直接、塗布します。

注射薬:汗を出す指令を伝える神経に作用するお薬をわきに注射します。

手術:汗を出す指令を伝える神経を切断します。

その他:神経ブロック、レーザー療法、内服療法、神経療法などがありますが、いずれの場合も必ず皮膚科医の判断により治療を受け、正しい経過観察を行うようにしてください。

当院での原発性腋窩多汗症の治療

当院:かまだたきこ皮フ科クリニックでは、女性院長による問診や視診を行います。必ずオンライン等の事前予約の上、お越しください。わきの多汗の場合は、受診の際、ノースリーブなどわきを見せやすい服装でお越しください。